ドライカットは、ほんとうにその人(顧客と技術者)のためにできるカットです。人間がひとりひとり違うように、カットもひとりひとり違います。ドライカットは、顧客がどんなふうにブロウするのか、またその人の髪はどのように動くのかを考え、髪を見ながらカットしていきます。それがドライカットの本質と言えます。ただし、ウエットカットとくらべると、精神的エネルギーの消耗が大きく、ドライカットではスタイリストの精神状態がとても影響します。それだけに技術だけでなく、技術者としての精神レベルの高さが必要とされ、技術者自身を成長させるカットテクニックです。